壁画も種のようになるのか

さっき上げた映像だと解像度が足りないので、写真も一緒に。
写真だとあんまり見えないのですが、触っただけで、パラパラと壁が落ちるところもありました。
白くなったあとには、鳥のかたちが窓みたいになって、下の層の壁画を覗かせています。
壁画も種のようになるんだなって、教室に残された鳥たちを見て思っていました。

Projected by “Wall Art Festival 2013”

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消した壁画のあとで。教科書をめくる二人。
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変な生き物がたくさんいたなあ
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ペンキ屋さんがまってもまってもこないので、結局みんなで白くしました。丁寧に。
最後まで付き合ってくれた、プロジェクトのみんなに感謝です!
子供達も手伝ってくれたよ。

この壁画の一部は鳥の形となって残っている。

天井の穴から太陽が小さく、でも美しくその光が差す教室。もちろん電気ランプは付いていない場所。
この壁画は三年前にインドのガンジャード村の小学校に描いたものです。
三年経って、天井の穴から雨期に大量の雨が入ったのだろうと思う痕跡や、子供たちが過ごしているからこそ付いたであろう傷の数々が、この壁画にまた不思議な生命を与えていました。
この動画は今年の春、壁画を消す直前に撮影したものです。拙いながら自分で撮ったものなので、画像の質はご容赦ください。

この壁画がなくなるまでは消すことに対しての喪失感があったけれど、消してからは、逆に白い壁の中と人々の中にそれまでの様々な記憶が媒介していると思えます。在ることも無くなることも含めて、この壁画の生命感が、描いたものの手から離れて生きていると。

壁画を消す時に生徒たちと行ったワークショップを介して、この壁画の一部は鳥の形となって今も残っています。

と、そんな話も(きっと)します。この壁画のこと、今年の春に起こったインドの壁画祭、NOCO & Wall Art Festival 2016の報告会は今週末10日の金曜日にあります。誰でも参加可能なので、興味がある方はぜひお越しください〜!
NOCO & Wall Art Festival 2016、インドのワルリー族の伝統的な家を建てることから、壁画祭、森、種、さまざまな出会い、本当にいろいろ濃くありましたね。私も報告会でみんなと一緒に振り返ってみようと思います。

6月10日(金)open : 17時〜20時30分
at Kai House2F(東京都千代田区岩本町3-9-5 / 都営新宿線岩本町駅徒歩1分)
イベント詳細ページはこちらです。
https://www.facebook.com/events/1633184263671834/

I painted this mural on the wall of the  elementary school on  Ganjard village of India 2013.
This  film was shot before it was erased in 2016.
This mural has gone now, but the white wall absorbs the passing time. There are many memories in this wall.
When I erased the mural, we made workshop with children,
and left a little part of the mural.

おーい 大楠さん 見てる?

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岡山でのライブ後、人口20人くらいの志々島へ友人のさっこちゃんを訪ね、その島のご神体となっているような大楠の木を伺いました。
木は樹齢1200年にもなる木で、さっこちゃんはその樹を大楠さんと呼んでいました。島のみんなもそう呼んでいるのかな。
大楠さんの周りに生えているヨモギをもらってきて、天ぷらにして食べて美味しかった。あの夜にもらった光とか、音とか、しっかり残ってる。

奈義での夜。音とドローイング

先週のミュージアム×ナイト 奈義MOCA 2016での夜。

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投影しながら、ドローイング。
絵と言葉を描きながら物語のようなものを紡ぐ。
絵遊びや形遊びから始まって、途中から言葉が出てきた。
生き物が描かれる。
生きて、死んで、
種が現れる。種が 芽吹く。
育つ。
身体が鳥になる。
観てくれた人には、作り出す現場みたいなものを観てもらえたかな、と 思っています。
最後はスクリーンにしていた場所に描いて。”さあ、種を運ぼう”という言葉で終わりました。

木太さんのピアノの音、岩本さんのガムランと声が共鳴して、描いていた方もなんだか飲み込まれて、そうした臨場の中で描けたことがとてもよかった。ものすごい体験が体を駆け抜けた気がしています。わたしが言葉を書いていくと、岩本さんがその言葉に反応してインドネシア語で言葉をリピートしたり、言葉と会話してくれたりしてくれていたのも嬉しかったな。そして木太さんの音が引っ張ってくれていた。

このライブ後、志々島という人口20人くらいの島で友人を訪ねて、その島のご神体となっているような大楠の木を伺って、それから大分の祖父の見舞って話をし、大分の山々を見ました。この巡りそのものがまた次の大きな壁画につながっていきそうです。

岡山県、奈義町現代美術館での出来事でした*
みなさん、いい時間をありがとう!
ここにある荒川修作+マドリン・ギンズの瀧安寺は空間がぐにゃりとしてました。すごかったなあ。

All photo by Masahide Kobayashi
宴の終わったあと。

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ライブ中はこんな感じ。

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奈義町立現代美術館、ミュージアム×ナイト 奈義MOCA 2016

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今週末5, 14 の土曜日に、岡山県の奈義町立現代美術館でミュージアム×ナイト 奈義MOCA 2016に参加致します。
木太聡 × 岩本象一 × 大小島真木 at 奈義町立現代美術館(岡山)
岡山県 / JR共同企画 デスティネーションキャンペーン

トイピアノの木太さんからお誘いをいただいて、木太さんと岩本さんさんの音と共に投影ドローイングを試みます。木太さんとは、昨年末のundoさんで行っていた滞在ドローイングの時にお会いしまして、その時も私のライブドローイング中に、彗星のように現れて音を紡いで、また彗星のように帰って行かれました。今度は1時間しっかり音を取り入れながら描きたいと思います。
会場場所の奈義町現代美術館は私も初なのですが、自然条件とも共鳴するようにつくられてとても美しい構成を持ったところ、行くのを私自身も楽しみにしています。
「太陽」、「月」、「大地」と名付けられた3つの展示室。
(美術館のレビューのページがあったのでリンクを)http://applembp.blogspot.com/2014/08/nagi-moca-Contemporary-Art-Museum-Okayama.html
岡山付近の方、是非いらしてください〜〜*

ミュージアム×ナイト 奈義MOCA 2016
日時: 2016年 5月14日(土) 午後6時~7時(開始時間は6時からの予定が変更になりました。) 喫茶室
・木太聡(演奏・トイピアノ)×岩本象一(演奏・ガムラン)×大小島真木(ライブペインティング)

入場料:一般・大学生700円、高校生500円、小・中学生300円(企画展もご覧いただけます。)
会場:奈義町現代美術館
〒 708-1323 岡山県勝田郡奈義町豊沢441
TEL:0868-36-5811

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interview about my creation

制作についてのインタビューです〜!
ちょっと前に受けたものですが。
There is my interview about creation in here.

http://www.stylenochaser.com/article/diving-into-consciousness-with-maki-ohkojima

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森の目覚め Awakening of the forest

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@ Maki Ohkojima, 《 世界の家 / Home of the world 》Detail, Mural . “Wall Art Festival with noco 2016”, Khadkipada School, Maharashtra, India.  Photo by Shin Ashikaga

インドのガンジャード村でのこと、なんだかなかなか言葉にできなかったのですが、2月に体験してきたことを少し書きます。
Wall Art Festival with nocoにて、ガンジャード村のカダキパダ学校に壁画を描かせてもらってきました。
生き物と木々が絡まり合って、空へと伸びているような天と森の絵です。

乾季が始まる前ということや、描いていた場所の周りに木々があまり無かったので、すごい乾燥を感じながら描いていて、如何に木々がその地や空気に保水力を持つのかを改めて実感していました。同じ村でも木々がある場所と無い場所の違いがすごい。そして水があるかないかでの植物群発生のはっきりとした境界線がある。水という生命体だ。
でも乾燥しっぱなしなのかと言われるとそうじゃなくて、雨季を通過すれば一面が緑のジャングルになる、そんな豊かな村です。雨季の後、見てみたいな。
振り返って日本を見てみると四季があることや、土が保水力が高く保てる天候なんだなと痛感します。
プロジェクトのみんなはそれぞれの視野を持った個性豊かな素敵な人たちで、同じ釜の飯を食べながら、そしてたくさん協力してもらいながら、私は13日間描き続けられました。インドの子供達は初め、様子見つつも、毎日描いているとすぐ馴染んで近寄って来てくれて、真剣に時にすごい笑顔で最後まで観てくれていました。”Bes Aahe ベスアヘ!(いいね!)”っていう彼らの言葉であるマラティー語で話しかけてくれます。

この村に住むワルリー族はインドのヒンドゥーとも違う、彼らの言葉と文化と神さまたちを持っていて、そういうことをプロジェクトを通して、その土地と関わりながら知ってゆくたびに驚いたり、でも同時にどこか懐かしかったりしました。

壁画が完成した後、子供達と話合う時間を作ってもらえて、みんなで公開対話しました。その時にこの部屋の壁画を見て、何か思い出したことはありますか?って聞いたんです。
そしたら何人かの子が答えてくれて、
「森で前に見たことを思い出しました。」
「あの森が帰ってくるようにと思いました。」
と言葉が印象に残っています。

九州地震で被害に遭われたみなさま、お見舞い申し上げます。今も不安な日々を送っていらっしゃる方々が柔らかな時間を早く持てますように。
心からお祈りいたします。

自然に生かされる、と感じます。

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@ Maki Ohkojima, 《 世界の家 / Home of the world 》Detail, Mural . “Wall Art Festival with noco 2016”, Khadkipada School , Maharashtra, India. Photo by Shin Ashikaga

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Photo by Shin Ashikaga

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Photo by Shin Ashikaga

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