鯨の潮 Whale tide

府中市美術館での制作は、誕生日に朝から晩まで制作して終えました。今年一年の新しい始まりを良く予感する日でした*お祝いの言葉をくださった皆さんに感謝!

会場にはドローイングのつもりで作った“鯨の潮”という映像があります。

“鯨の潮”

2017年2月6日、わたしはクジラと会った。

でも生きていない、たくさんの鳥たちがその身体を食べにきていた。サメも集まっていた。

皮は溶けていて、脂肪の白色が海の上で漂っていた。

波のリズムに身を委ねて。海、生命のスープ。

どれほどの命がこの中に溶けているのだろう。

生命の礎によってできた私たちの生きる場所。

地球が一つの大きな生きものに見える。

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Tara号で見たあの鯨との出会いが、今回の作品”万物の眠り、大地の血管”を作るきっかけでした。

生きる事とは喜びと厳しさが立ち現れ、そして生まれたからには懸命に生き抜いていくんだ、と思うのです。

Thank you for celebrating my birthday!

I finished works “Sleep of all things, vessels of the Earth ” in that day in Fuchu museum.

For this exhibition I made video work as a drawing.

“Whale tide”

On February 6, 2017, I met a whale.

However she is not alive, a lot of birds came to eat her bodies. Sharks were also gathered.

The skin was melting, white of fat was drifting on the sea.

Leave herself on the rhythm of the wave.

Sea, soup of life.

How much life is melting inside this?

The place where we live by the cornerstone of life.

The earth seems to be one big creature.

The encounter with the whale I met during the Tara Expedition is the trigger for the creation of this work.

Pleasure and severity appear in living. And since I was born, I think I will try one’s might.

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2018!

Thank you for 2017****

多摩六都科学館での全天88星座プラネタリウム、Tara号冒険!サンゴ礁の調査に同行、南沢氷川神社 天井画特別公開 、青森県立美術館による明日の収穫、タラ号スペシャルファサードin アニエス青山、中国・道教の生まれた山の下での壁画、秋田県美郷町の小学校での壁画、< 46億年の記憶/ Memory of 4.6 billion years >太田市美術館・図書館、女子美での非常勤 生徒たち、

オオカミの眼 、府中市美術館での公開制作 “万物の眠り、大地の血管”

大まかに書き上げただけでもたくさんの年。たくさんの人と関われたから出来たことだらけです。たくさんの感謝を込めて!年末年始は北東インドにいました。生きた木の橋を観た!そして国境について考えた。

今年もよろしくお願いいたします*

大小島真木

国境線の、二人

洞窟の中のプランクトン。かつてこの場所も海の中であった。

大きな身体の中にある石や貝を動かす子供たち。府中市美術館/ 大小島真木・公開制作プロセス

(子供たちが大きな身体の中にある、石や貝を動かす。木の骨盤から水の手へ)

●現在府中市美術館で手掛けている公開制作。11/3から始めて、大きな人体を部屋の床と壁を使いながら描いてきました。

人体を象取る骨は石や植物で作られ、腰から下は木々へと接続しています。だいぶ育ってきました。

眠る生き物たちからは新たな生命が芽生え、新しい生態系を生み出しています。

公開制作では、人が眠りについた時間、巨大な植物が爆発的に覚醒し、繁茂する様を綴ります。

たとえ人類が消滅しても、力強く成長し続ける生命の営みを空間の中に描き出そうとしています。私たちを産み出す大地と人の物語です。

《万物の眠り、大地の血管》府中市美術館 大小島真木公開制

“Sleep of all things, vessels of the Earth ” Open studio project at Fuchu Art Museum

2018年2月25日(日曜日)まで

https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kokai/kokaiitiran/ohkojimamaki.html

(動物になりきって、絵と対峙する子)

オオカミの眼 −The Iris of a Wolf

『オオカミの眼 −The Iris of a Wolf』グループショーに参加しています*

ガラスドローイングをした狼の叫ぶ吠える唸る肉体が、夜になると、その全体が現れます。

Glass drawing : The roaring barking growling flesh of the wolf appears entirely in the evening.

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絵画やイラストとして描かれるオオカミには、青い眼を持つものがいる。しかし、生物学的に青い目の狼は存在しない。狼はどの国の、どの亜種もみな、金色の目を持つのみである。
本展は、大小島真木、小笠原鳥類、川村元紀+山形一生、桜沢直毅、小石ちかさ、佐藤雅晴、関川航平、チバガク、坪山斉、山本悠の10組が、青い眼のオオカミを通して「不在」から得る実感と現実味を考える。キュレーター・大下裕司の企画。

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大小島はガラスに白チョークでのドローイングしているので、時間帯によって見え方が全く違います。泊まって描きあげて、朝日が眩しかった。都会ビルの中の朝焼けも、また爽快なものがあったなあ。

『オオカミの眼 −The Iris of a Wolf』

●2017年12月13日〜27日(水)13:00 – 20:00

月曜休み、Block House 渋谷区神宮前6-12-9

http://blockhouse.jp/index.php?itemid=191

青森県立美術館、”明日の収穫”進行中

ただいま青森県立美術館、”明日の収穫”アグロスアートプロジェクトを進行中。明日は育てて収穫したお米を粉にしてクレヨンを作ります。藍染のサンプルも出てきました*食べる事、祈る事、飢餓、風習、風土、その接続のあり方を探る。

こちらでは雪が降り始めています。

大小島真木 府中市美術館での公開制作プロジェクトがスタート / Maki Ohkojima Open studio project at Fuchu Art Museum.


府中市美術館での公開制作が今週から始まりました!これからしばらくの間毎週ごと、制作過程を見せながら作っていきます。

https://www.city.fuchu.tokyo.jp/smph/art/kokai/kokaiitiran/ohkojimamaki.html

大小島真木・公開制作

Maki Ohkojima Open studio project at Fuchu Art Museum started from last week! Every week, I will make the production process while showing.

46億年の記憶/ Memory of 4.6 billion years 、太田市美術館・図書館より

皆さま、こんにちは。

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新作< 46億年の記憶/ Memory of 4.6 billion years >が、太田市美術館・図書館でのグループ展「絵と言葉のまじわりが物語のはじまり」で10月22日(日)まで現在開催中です。

展覧会についての詳細はこちらからご覧ください。

埋め込み画像 14Photo by Serge Koutchinsky

本と美術の展覧会というテーマが挙げられていて、絵本の原画から始まり、絵本が分解されて言葉と絵が立ち上がること、またその間に見えてくる想像と創造の語り部が重要な動線を作っています。私はタラ号という海洋調査船に乗った経験の後に作った作品で、20M壁面を使っての展示です。
私たち人間の感覚時間を遥かに超えた年月の中で、海の中の小さなプランクトンや地上の木々が光合成を行うことで作り出される酸素、土は過去に生き、死んだものたちの体積による生命の地層で、石油や化石もかつては樹木や微生物の身体であった、循環の流れの中にいる生命体、膨大な年月をかけて作り出されてきた巨大な現象の中に私たちが生きていること。

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埋め込み画像 9Photo by Serge Koutchinsky
↑クジラのお腹、さまざまな微生物によって作られている身体。星雲のように詰まっている。

生き物の中にある宇宙、その場所からまた開かれていく宇宙の存在を、私たちは内臓感覚として知覚することができるだろうか。

埋め込み画像 8Photo by Shinya Kigure+Lo.cul.P 
↑外からも見ることができるのは今展示の大きな特徴の一つです。

・太田市美術館・図書館、この建物がある群馬県太田市は新幹線も使わずに新宿駅からも2時間で行ける、日帰り可能な場所です。駅からは徒歩0分という駅直下型美術館です。美術館図書館という構造や、美術書と絵本に特化した蔵書を持っているところも大変面白いです。

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↑ピースと組み合わせて、骨壁画も描いています。コンクリートに色鉛筆と水彩絵の具です。

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↑世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう。人間は自然の一部にしか過ぎない。レヴィ=ストロースの言葉が、円の中心を割る。

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↑展覧会最後の部屋には、”続きの物語”ワークショップルームを作っています。鑑賞者が物語を自分で作り出すことで、展覧会が幕を閉じます。

↓書かれた続きの物語の一枚です。
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今夏は太田を終えて、中国、秋田、青森と巡って現在東京に帰ってきました。
中国では道教の生まれた聖地とされるドラゴン・タイガー山の麓で、壁画《生命の枝》を描き、

秋田県美郷町では”土”についての壁画絵を小学校の中で、生徒達に囲まれながら描き、
青森県立美術館では今年から始まったアグロス・アートプロジェクト《明日の収穫》を進行中です。http://www.aomori-museum.jp/ja/event/66/

11月からは府中市美術館図書館での公開制作室プログラムも始まります。https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kokai/kokaiitiran/ohkojimamaki.html

どこかの機会に、また作品を見ていただけたら嬉しいです。

それでは、どうぞ良い秋をお過ごしください*

埋め込み画像 11ドラゴン・タイガー山より